育毛の効果があるといわれている成分
育毛の効果があるといわれている成分を紹介しています。
＜目次＞
１．ノコギリヤシの育毛効果
２．亜鉛の育毛効果
３．ミレットエキス（キビ）の育毛効果
４．抜け毛の原因成分〜５αレダクターゼ、テストステロン
５．アロエの育毛効果
６．アデノシンの育毛効果
７．大豆イソフラボンの育毛効果
ノコギリヤシの育毛効果
ノコギリヤシとは、ヤシ科のシェロ属の植物で、北アメリカ南部のフロリダからテキサスに広く分布しています。
ノコギリヤシは、北アメリカに住むインディアンがスタミナ源としていましたし（ノコギリヤシの実）、１９〜２０世紀のヨーロッパでは前立腺肥大の予防や排尿障害に使われていました。
しかし、近年、ノコギリヤシは、男性型脱毛症を引き起こすテストステロンやジヒドロテストステロンの取り込みを防いで、男性型脱毛症への効果があることがわかったのです。
というわけで、現在、ノコギリヤシは、飲むタイプの育毛剤として商品化されています。
亜鉛の育毛効果
亜鉛は人間にとってなくてはならない栄養素で、たんぱく質の合成と密接なかかわりがあると言われています。
髪もタンパク質から出来ているので、亜鉛不足は、育毛にとって、悪い作用があると言われています。
また、円形脱毛症の人は、亜鉛が不足していることが多いので、円形脱毛症が現れやすい人は、亜鉛を摂取するといいでしょう。
ただし、亜鉛を摂りすぎると、健康を損なうことがあるので、適度に摂取するといいでしょう。
なお、お勧めの亜鉛の摂取方法は、亜鉛酵母です。
亜鉛酵母とは、亜鉛を多く含有したミネラル食品です。
ミレットエキス（キビ）の育毛効果
ミレットエキスとは、イネ科のキビの一種であるミレットの抽出成分からできるものです。
ミレットエキスには、ビタミンB2・B6などのビタミンや含硫アミノ酸・亜鉛など、豊富な栄養素が含まれています。
抜け毛の原因は、栄養不足ということもありますし、発毛や、髪の成長には、栄養素は不可欠です。
というわけで、ミレットエキスは、育毛に役立つといわれています。
ちなみに、ミレットエキスという言葉は聞きなれないかもしれませんが、、ヨーロッパの人たちは、中世の頃から、ミレットエキスを頭皮に塗ったり食用にしたりしています。
抜け毛の原因成分〜５αレダクターゼ、テストステロン
「テストステロン」と「５αレダクターゼ酵素」が結合すると、「ジヒドロテストステロン」になります。この「ジヒドロテストステロン」が、毛髪の毛母細胞の細胞の分裂を抑えて、結果、抜け毛が増加します。
・・・難しい話なので、わかりやすく書いてみます。
テストステロンとは、主に精巣から分泌される「男性ホルモン」のひとつです。このテストステロンは、５αレダクターゼという成分と結合すると、より強い男性ホルモンである「ジヒドロテストステロン」に変わります。
また、男性ホルモンが活性化すると、毛髪の毛母細胞の細胞の分裂が抑えられて、結果、抜け毛が増加します。
というわけで、より強い男性ホルモンである「ジヒドロテストステロン」は、強い抜け毛の効果があるわけですね。
・・・抜け毛を防ぐには、どうすればいいと思いますか？
そうですよね。
5αリダクターゼが結合するのを防げばいいんです。
つまり、育毛を考えているなら、5αリダクターゼの活動を阻害するものを摂取して、男性ホルモンを活性化させない方がいいのです。
アロエの育毛効果
アロエといえば、ヨーグルトに入っている「美味しい食べ物」と思うかもしれませんが、実は、アロエは、やけど、切り傷、皮膚病に効くといわれています。
それだけではありません。アロエに含まれている「アロイン」という成分が、抜け毛のもとになっている成分を抑制するとも言われています。つまり、アロエは、抜け毛を抑える効果（抜けゲ予防）や、頭皮の活性化も期待できると言われています。
というわけで、アロエには、アロエ育毛という方法があります。
具体的には、アロエを焼酎につけて作ったお酒を頭皮につけて、頭皮マッサージをおこなったり、抽出した成分をもとに作ったシャンプーまであったりします。
アデノシンの育毛効果
アデノシンとは、DNAを構成する成分の一つとして有名ですが、アデノシンには、育毛や、血行を促進させる効果があるということをご存じでしたか？
「では、アデノシンを育毛剤に配合すればいいのでは？」と思うかもしれません。しかし、アデノシンは、どのように育毛に効くのか、そのメカニズムが不明だったので、アデノシンを配合した育毛剤を実用化するのが難しかったのです。
しかし、近年の研究でアデノシンの育毛に対するメカニズムが解き明かされてきました。
というわけで、アデノシンは、育毛剤などに応用されています。育毛剤の成分表示をみると、育毛剤の中には、アデノシンという表示があると思いますよ。
大豆イソフラボンの育毛効果
大豆イソフラボンは、色素（フラボノイド）の一種です。大豆の芽の出る部分に含まれていると言われています。
この大豆イソフラボンですが、その化学構造が、女性ホルモン（エストロゲン）に似ていて、女性ホルモン（エストロゲン）と良く似た働きをするので、抜けた髪の毛の原因の男性ホルモンを抑制する効き目があるといわれています。
※）男性型脱毛症は、男性ホルモンの働きが原因といわれています。
というわけで、抜け毛のために、大豆イソフラボンを摂取しようとして、サプリメントを飲む前に、気をつけるべき点があります。それは、摂取しすぎると、問題が出てくるということです。なので、大豆イソフラボンを摂取する場合は、豆腐、納豆、みそ、しょうゆなどの大豆が使われている食品で摂取するのがいいと思います。